内視鏡室への改装工事
- 施工例
病院内の水治療法室を内視鏡室へ変更するための改装工事です。
「水治療法」とは水や蒸気の温度的な刺激や機械的な刺激を利用して病気を治療する方法です。
水治療法室はその治療法を行うための浴槽が設置されていて、既存の内装は壁、床全てがタイルでした。
今回の改装では新しく下地を作成して天井は木目調のクロス、壁は塗壁調のクロスを貼り、床にはタイル調の長尺シートを敷きました。
そして入口の建具も浴室用のアルミサッシから段差を解消し、床レールなしの木製の扉へ変更しました。
内視鏡室では、「臓器」の画像を見るため、ブルーライトを設置!
これはモニターに映る「赤色」の臓器の画像を、赤色の補色である「青色」のライトを使うことで視認性の向上をはかるためです。
※補色…お互いに引き立てあう色のこと。
また設置したライトは大きなモニターに光が映り込まないよう間接照明になっていて、壁面に反射した間接光が診察室全体を照らすので手元の明るさも確保できるようにしました。
モニターは技師さんの作業動線を左右どちらからでもできるよう、診察台真ん中の位置に天井吊りにしました。天井吊りにすることで付属する配線が床からなくなるため診察もしやすくなりました。
そして待合室は患者さんがリラックスして診察を待てるようシンプルに落ち着いた雰囲気にしました。
変更前の水治療法室から、変更後の内視鏡室と用途が全く違う環境への改装工事でしたが、お客様のご要望通りに工事を完了しました。
K病院様